イベント教員の活動 |  2019/02/09

この3月で、和光大学を退職します。新聞社で30年以上労働担当の記者として取材に携わり、若い方の就職の実態などについてもっと現場に即して知りたいという関心から大学へやってきたのが2011年4月でした。東日本大震災が起きた直後で、被災地の女性支援にかかわりながら不慣れな大学生活に適応する、ということで、かなりしんどい日々でした。

学生たちは、会社に入ることには一生懸命でも、働き始めた後、どのようにして身を守るのか、そのためにどのような権利があるのかについては白紙と言っていい状態でした。それは、いまの若い人たちが「恵まれている」からでも、「甘えている」からでもありません。1970年代以降、学費は値上がりを続け、親世代の賃金も下降傾向をたどり、バイトをしないとやっていけない学生が多い中で、それにつけこんで「ブラックバイト」が横行します。そこで「過酷な働き方が当たり前」と刷り込まれます。せっかく就職しても、辞めざるを得ないような労働条件であることも少なくありませんが、非正社員が増えすぎて「とにかく正社員就職」が目的となり、その後のことなど考える余裕もありません。

「女性活躍」政策が始まっていますが、女性正社員の過労死・過労自死の報道は相次ぎ、セクハラ、マタハラも横行しています。にもかかわらず、労働は男性のもの、という無意識の刷り込みが、なお女性に行われ、働く女性の労働教育や安全ネットをこれからどう構築していくかは大きな課題になっています。

この8年は、学生たちを通じて、そんな若い人の現実を教えてもらった日々でもありました。こうした私の足取りと、労働教育の授業について語った最終講義の映像が、下記のようにユーチューブにアップされています。ご覧になってください。


【和光大学での労働教育における若者の変容〜新自由主義と雇用の劣化の中で】https://youtu.be/0O-MRNJ3Etk


今後は、大学生活の中で考えてきたことの総決算を、フリーのジャーナリストとして結実させていきたいと思います。みなさん、いろいろありがとうございました。


2019年2月8日 竹信三恵子

授業風景 |  2019/02/09

19日(水)の5限に、毎年恒例となった「プロゼミ合同発表会」が開催されました。



1年生必修のゼミ(プロゼミ)では、後期に何らかのテーマでディベートを行ったり、
調べ学習を行ったりした後に、ミニフィールドワーク(現場体験学習)に出かける
ことになっています。
 
プロゼミは3クラス設けられていますが、今年度のミニフィールドワークのテーマは
以下の通りでした。
 ・子どものネット/スマホ利用
 ・「もやい」訪問から考える貧困問題
 ・寿町の現状



合同発表会では、それぞれが緊張しながらも、内容の濃い報告を行ってくれました。
各クラスが半年間どのようなことに取り組んだのかを知るよい機会になると同時に、
前後期のプロゼミ担当教員だけでなく、学生自身にとっても、1年間の成長の跡が
大いに感じられる場となりました。
 
中力 えり(和光大学 現代社会学科)

授業風景 |  2019/02/09

1111日(日)の午後、プロゼミ(1年生必修ゼミ)の授業の一環で、
ミニフィールドワークに出かけてきました。
 
後期のプロゼミでは、まずディベートを行いましたが、テーマは学生が自ら
話し合って決めました。選ばれたテーマが「子どもにケータイは必要か否か」
だったため、学びを深めるようと「高津区地域教育会議 教育を語る
つどい委員会」の主催で開催された「教育を語るつどい 子どもを取り巻く
ネット・スマホの危険性と上手な利用法」に参加してきました。
 
つどいでは、まずジャーナリストの石川結貴さんの講演があり、その後
複数のグループに分かれての話し合いが行われました。


 


当日は、PTAの方々が大勢参加していたため、学生たちは、今まさに
子どものネットやスマホ利用の問題に直面している保護者の生の声を
きくことができました。その体験を通して、より現実的で身近な課題
としてこのテーマについて考える貴重な機会を得ることができました。
 
中力 えり(和光大学 現代社会学科)

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