学部・大学院


共通教養

生きるための多様な知識・価値観を学ぶ。

「専門性」と「総合性」の両立を重視する和光大学ならではの「教養」を身につける科目。「教養」とは難しい知識を知っているということではなく、未来に生きる知恵となるもののこと。社会生活の中で、仕事の人間関係の中で、悩んだり迷ったりしたときによりどころになるベースのようなものです。ものの見方や考え方を学び、人生をより充実させるための多様な知識・価値観を吸収してください。

人間・自然・文化・ 思想など、多岐にわたるジャンルから学ぶ。

和光大学の共通教養科目は、「創造的知性の触発」「批判能力の醸成」「世界観の形成」の3つの考え方で構成されています。学べるジャンルは、人間、自然、身体、歴史、現代、文化、表現、思想など多岐にわたります。教室の外で学ぶ授業も多彩です。 自分の新しい興味・関心を発見したり、専門科目と組み合わせて、より深みのある研究を展開したりすることを通じて、あなたに必要な「未来に生きる知恵」を養ってください。

 

共通教養科目の3つの領域

 共通教養科目は3つの考え方で構成されています。

創造的知性の触発

創り出す力や切り拓く力、柔軟に生きる力を養います。枠にとらわれず発想の転換を誘発したり、新しいことに挑戦したりと、 自ら考え行動を起こすきっかけとなる授業が多く、表現者やアスリートの創意工夫に学ぶ授業も設けています。

■科目群 タウンマネジメント/20世紀文化論/俳旬づくりを楽しむ/くらしとデザイン など

身体表現とパフォーマンス
点字の世界
2022年度大学案内 共通教養科目「身体表現とパフォーマンス」画像 2022年度大学案内 共通教養科目「点字の世界」画像
ダンステクニックを中心に身体表 現技術を習得し、「動きのボキャブラリー」を増やしていきます。 点字を通して視覚障がい者が抱える多様な問題を知り、視覚障がい者の世界を理解します。

批判能力の醸成

認識する力、判断する力、現状を把握する力を養います。現代社会のさまざまな問題や課題を発見し、客観的な根拠に基づいて、合理的・論理的に思考し省察する力を身につけます。技術者や指導者、専門家の現実感覚に学ぶ授業も豊富です。

■科目群 現代思想の地平/性とジェンダー/日常からの科学論/キャリアデザイン など

青年心理学(対人編)
生活と気象
2022年度大学案内 共通教養科目「青年心理学」画像 2022年度大学案内 共通教養科目「生活と気象」画像
親子、友人、恋人など、今までや現在の対人関係のヒントとなる、青年心理学の知識を得ることができます。 生活のなかの気象に着目し、自分と気象との関わりについて学び、気象学の基本も理解します。

世界観の形成

つなげる力や関わる力、世界をわたり歩く力を養います。世界の歴史や古典をふりかえり未来を描く、あるいは、生命・自然・宇宙と個人を結ぶなど、思想家や科学者などに学ぶ科目を用意。思想などを鍛え、自らの基礎となる世界観の形成をめざします。

■科目群 地球環境問題の科学/疫学とは何か/アジアとはなにか/企業と人間 など

自然活動(ダイビング)
ギリシア神話を読む
2022年度大学案内 共通教養科目「自然活動」画像 2022年度大学案内 共通教養科目「ギリシア神話を読む」画像
ダイビングの基礎を座学で学び、プールで実習後、2泊3日の海洋合宿を実施。ライセンスを取得します。 二千年以上前に生まれて現在まで生き続けるギリシア神話。その背後にある世界観や思考法を読み解きます。


STUDENT INTERVIEW

専門以外から、自分の新たな一面を発見できた。

小倉 遥さん 現代人間学部 心理教育学科 心理学専修4年 (神奈川県・西湘高等学校 卒)

 大学で心理学を専攻し、人の心の動きや人への寄り添い方を学んでいます。共通教養科目は、自分の新たな可能性を発見できる科目。「身体表現とパフォーマンス」は特に印象に残っていて、仲間とダンスを創作するなかで考え方や表現の幅が広がり、自分の新たな一面を発見できました。また、心理学を身近な生活にどう役立てるかを学べた「青年心理学」や、映画の変遷を学べた「映像表現の地平」など、マルチな知識が身についたと感じています。

共通教養科目 地域デザイン

未来を生きるためにの知を磨こう。

地域デザインは農業を軸に、地域活性化に貢献する方策を考える授業。学生が育てた農産物をもとに製品を開発し、販売まで行います。授業は異なる学科の5人の教員が指導。地域の特性や経済の講義にはじまり、農作業や議論も行うなど、段階的に発展します。

和光大学川崎ブランドロゴ
 
これまでブルーベリー 、ローズマリー、万福寺にんじんなどから製品を開発し、和光大学かわさきブランドとして販売しました。

学生たちが、製品企画の立案から製品づくりまでを実際に行います。

教室で学ぶ畑で栽培・収穫製品化を考える製品をつくり、価格を決める売り方・パッケージを決める

完成品を販売次のチャレンジへ!

STUDENT INTERVIEW

実社会の仕組みを経験できる。プレゼンのスキルも含め学びの多い授業。

高橋 優斗さん 経済経営学部 経営学科2年(東京都・富士森高等学校 卒)

 授業の一環として、サツマイモを苗から育てたことで、農家の方の日頃の苦労がよく分かりました。地域の農業生産法人の方のご協力のもと、2020年度から初めて収穫したサツマイモをJAの直売所に出荷できることになり、農作物の流通にかかわる貴重な経験をしています。朝、直売所にサツマイモを運び、相場を見ながら値付けをするのですが、売れ残ったときに原因を話し合い、どんなサイズや形が売れるのかを調べて対策を打った結果、完売したときは達成感がありました。将来飲食の分野に進むことを視野に入れている自分にとって、その元となる食材の流通を直に学べたことは大きな成果です。実習だけでなく、プレゼンテーションする機会が多いこともこの授業の特徴で、前期にオンライン授業で発表した際はデータの掘り下げ不足を指摘され、それ以来、発表をする際にはデータの裏付けをとることを意識しています。以前は人前での発表に苦手意識がありましたが、少人数の授業のため、改善が必要な点をしっかり指摘してもらえるので、資料作りや発表のスキルが格段に向上していることを実感しています。

現実の地域社会の課題を力を合わせて解決!柔軟な発想が試される。

竹下 稜さん 経済経営学部 経営学科2年(神奈川県・白山高等学校 卒)

 「地域デザイン」は、農業の6次産業化を体験し、地域の活性化を実践的に学ぶ科目です。実際に野菜や果物を自分たちでつくることから始まり、学生同士、力を合わせてさまざまな課題の解決に取り組みます。教室だけの授業とは違い、地域の農業生産法人の方をはじめ、社会人や企業の方を協働する機会が多く、インターネットでは知ることのない社会の現実を肌で感じることもできました。私は現在、地元の野菜を使った新しいカレーを提案し、レシピを考案中です。きっかけは、農家の方とお話する中で、形が悪いなどの理由で市場に出せない作物があり、それらは結局廃棄せざるを得ない、という悩みがあることを知ったからでした。カレーに使えば、形の悪さなどは関係なくなると考え、野菜たっぷりのカレーを商品化することで、フードロスをなる作物を少しでも削減できればと思っています。こうした課題の発見と解決には地域の生産者の方の立場を理解し、信頼関係を結ぶことが大切となるため、コミュニケーション力も鍛えられます。自主性と柔軟な発想が試されるという意味でも、とてもやりがいがある授業です。

共通教養科目の授業運営方針

和光大学では、共通教養を重視していくため、以下の3つの方針に従って授業運営が行われています。
全教員が交替で担当する

かつて、一部の大学では、専門教育を担当する教員と一般教育を担当する教員が異なる部局に所属し、両者のあいだでほとんど交流が行われないといった問題が生じていました。このような弊害を回避するため、和光大学では、すべての教員が交替で共通教養科目を担当することになっています。

4年間を通じて学習する

専門教育と一般教育が区別されていた時代、学生は、最初の2年間を一般教育科目の履修に充て、残りの2年間を専門教育科目の履修に充てていました。しかし、和光大学では、専門教育と一般教育がともに重要であるとの観点から、1年生でも専門科目を履修し、逆に4年生でも共通教養科目を履修するという「逓減逓増」方式が採用されています。

概論的・入門的内容ではなく、現実の問題に即した内容を講ずる

他の大学では、一般教育科目として「哲学概論」・「政治学入門」といった概論的・入門的な講義が数多く設けられていました。しかし、和光大学の共通教養科目では、実社会においてまさに問題となっているさまざまなことがらに即して考察を行うスタイルの講義が主体となっています。授業内容を皆さんの問題意識や社会的関心に呼応したものとすることで、共通教養に対するモチベーションを高める工夫が行われています。

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