学生生活

学生たちの活躍・サークル紹介

第10回 わ太鼓サークル 竜鼓座

和光大学通信 No.118(2007.10.25)より
文:座長 宮内博史さん(芸術学科3年)


私は、ここでしか学べないことを学んでいるように思います。一般にいう和太鼓部ではなく、「和太鼓」を演奏し、人と人との「輪」を感じることを目的に「わ太鼓サークル」として活動している場所だったからでしょう。

 私は、随分と生意気な1年生でした。入るつもりなどなかったサークル活動に足を踏み入れたものの、夏休みには地元・千葉県銚子市の祭に圧倒され、竜鼓座はどうでもよくなっていました。秋頃には練習を茶化していました。辞めろと言われれば辞めるつもりでした。言って欲しかったように思います。でも、彼らはそんな私に「一緒にやろうよ!」と声をかけました。つい発表に出てしまったものの、演奏会とも呼べるかどうか怪しいほど小さいものでした。それでも、地元にも無い面白さを感じました。技術を競うのではなく、人と人とを繋ぐ太鼓のあり方に出会ったのです。

 以来、私はあの小さな活動をいかによりよいものにするか考えました。次第に、お金を取って見せる「舞台」に近づけるのではなく、皆が輪になれる「祭」に近づけたいと思うようになりました。まずは雰囲気作りにと、法被(はっぴ)を作ったり、町会から提灯(ちょうちん)を貸していただいたりすることができるようにしました。

 そして、3年になり、5代目座長となり、祭を企画しました。現役竜鼓座員はもちろん、引退したOB・OG、学生も地域の方も、普段竜鼓座に関係のない人たちも一つの輪になり楽しめる祭です。普段は遠く離れていても「祭があるから遊びに行こう」と皆が集まり、繋がってゆけるものにしたいと考えています。ようやく形作られてきてきたその祭は、今、多く協力者を得て「和光どんとこい祭」という大規模なものに発展しました。

ただ、私は、「輪」になると体感するもののみを信じて突き進んだため、下級生に伝えられていないことが山のようにあります。竜鼓座が「わ太鼓サークル」であり続けるよう、それらを伝え、最高の祭にして引退したいと思います。

    

バックナンバー

このページの先頭へ