教職員から |  2017/12/19

総合文化学科の上野俊哉先生がベルギーのルーバン大学から出版された論集『The Dark Precursor:Deleuze and Artistic Research』に寄稿しました。

上野俊哉先生からメッセージが届きましたので、ご紹介します。

 



 この論集はベルギーのヘントにあるオルフェウス・インスティトゥート(Orpheus Institut)というアートや音楽と哲学を同時横断的にとりあげる研究機関で二年に一度行なわれている国際学会での発表から選ばれた論考から成り立っています。上野はSound and WritingとImage, Space, and Politicsの二巻のうち、一巻目にA Journey of Refrains, Vibes, and Ambiencesという論文を寄せています。

 副題にある「アーティスティック・リサーチ」とは、芸術や音楽の作品を作るために哲学や諸学を応用するというのみならず、哲学や思想の研究じたいをアートのように、あるいはパフォーマンスのように展開するという意味で使われています。こうした姿勢は和光の芸術学科や身体環境共生学科、あるいは総合文化学科の学びにも大いに参考になるでしょう。

 実際、先月にヘントで開催された同会議でも、論文発表にダンスや映像が組み合わされたり、インスタレーションやコンサートが討議にくいこんだり、様々な試みがなされていました。本年も上野はフェリックス・ガタリと安部公房についての論文を発表し、最終日の出版パーティではDJもしました。

 ダンスや音楽、アートと哲学・思想の最前線のつながりに関心のある学生や研究者には見のがせないイベントです(次回は二〇一九年秋)。


総合文化学科 上野俊哉



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