教職員から | 2017/11/20
心理教育学科の菅野恵先生(専門 児童心理学)が本を出版されました。
皆さま、ぜひお手にとってご覧ください。
『児童養護施設の子どもたちの家族再統合プロセス
子どもの行動の理解と心理的支援』

著:菅野 恵
出版社:明石書店
菅野先生からメッセージが届いています。
この本は、親から虐待を受けるなどの諸事情で家族と生活できなくなってしまった子どもたちが、家族と再びどのように向き合っていくかということがテーマになっています。
心身ともに傷ついた子どものケアを行う児童養護施設の現場で長期的に研究した成果が、和光大学の図書刊行助成を受けてようやく形になりました。
子どもは家族と向き合うことでさまざまな葛藤がわきおこり、問題行動や怒り、不安などを通して自分を表現します。
わかりにくい子どもの行動をどう理解し,心の支援につなげていくか・・・・
本書から少しでも子どもの心理について考えるきっかけにしていただけますと幸いです。
和光大学附属梅根記念図書・情報館にも寄贈しましたのでご覧ください。
※本書は、和光大学の2017年度学術図書出版助成を受けて刊行されました。