教職員から |  2017/09/21

総合文化学科の小関和弘先生が、『昭和文学研究』第75集(昭和文学会・2017年9月発行)に論考「『ツーリズム』のゆくえ――歌枕的文化と〈案内記〉――」を寄稿しました。

「ツーリズムと文学」の特集号になっています。みなさま、是非お手に取ってご覧ください。

総合文化学科の田村景子先生からメッセージが届きましたので、ご紹介します。



 「昭和文学研究」は、昭和期の文学を主たる研究対象とする「昭和文学会」の機関誌です。ネイティブの日本語スピーカーであり、近代以降を生きる私たちが研究の主体となるこの学会誌は、文学研究にあっても特別な意味があるといえましょう。

 そんな「昭和文学研究」最新号において、小関さんのご論考は、特集「ツーリズムと文学」の巻頭におかれ、このテーマ自体の意義と問題点を大きく指摘しつつ他の文章を牽引する、重要な役割を担っています。

 いまさらいうまでもない小関さんのご論考の特徴ですが、今回も、社会と歴史に対する目配りの良さ、ことばに対する精緻な分析、盛りだくさんの資料が重ねられた、力作長編でした。その一方で、「ところで」によって話題を太らせていくテクニックにも、注でやんわりと処理された東浩紀への批判にも、たっぷりの誠実さとちょっぴりのユーモアが見え隠れします。
 お顔が見えるような筆致を愉しむとともに、同領域の研究者として刺激をいただいたことに感謝します。



最近の記事
月間アーカイブ
このページの先頭へ