教職員から |  2017/06/08

総合文化学科の酒寄先生が翻訳した『デーミアン』が、6月13日(火)に出版予定です。

みなさま、是非お手にとってご覧ください。



デーミアン

些細なことから悪童クローマーに脅されていたシンクレア少年は、年上の友人デーミアンに助けられて以来、常識破りなデーミアンの独特な考え方に影響を受け、自分の生き方について深く悩み続けるが……青春期の心の葛藤を鮮烈に描いた傑作。



作:ヘルマン・ヘッセ
訳:酒寄進一

-----「訳者あとがき」から-----

 『デーミアン』を初めて読んだのは高校二年生のときだから、一九七四年のことだと思う。外国語というと英語しか学べない環境に違和感を覚え、初めはフランス語を学ぼうとして果たせず、当時の英語教員からドイツ語の個人レッスンを受けることになったのがこの頃。週に一、二度、夜中の自由時間に一時間くらいのレッスンを受けた。高校は全寮制の男子校だったからできたようなものだ。こうしてドイツ語に興味を覚え、手にしたのがヘッセの翻訳本だった。
 これがきっかけで大学では独文科に進んだ。紀伊國屋書店の洋書部で『グリム童話集』といっしょにポケットブック版の『ヘルマン・ヘッセ全集』全十二巻を買ったのは大学二年生のとき。今回の新訳は、ドイツ文学との出会いの原点に立ちもどる気持ちで取り組んだ。

総合文化学科 酒寄 進一



【光文社古典新訳文庫 今後の刊行予定ページ】

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