地域との交流 |  2015/09/08

9月3日(木)、岡上小学校にて「国際理解教育プログラム・アジアシリーズ」を実施しました。
経済学科の加藤巌先生(専門・国際経済学)から、当日の様子が届きましたので、ご紹介いたします。

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9月3日(木)、岡上小学校にて「国際理解教育プログラム・アジアシリーズ」を実施しました。 
今回取り上げたのは、フィリピンです。
講師は、レイナルド・バイサ・ベントゥーラ先生(以下、レイ先生)です。レイ先生は、和光大学で英語の非常勤講師をしています。

まず、レイ先生からフィリピンの子どもたちの暮らしが紹介されました。数多くの写真が使われ、そのどれもが、自然の美しさと子どもたちの快活な様子を映し出していました。岡上小学校の児童の皆さんも惹き付けられたようです。

レイ先生の話では、山岳民族の村では電気も水道も無いようなところだからこそ、子どもたちが自分で工夫して遊び道具を作っているのだそうです。驚いたのは、山岳民族の子どもが手作りのギターを弾いている様子でした。

また、山岳信仰の残るところでは、人々が山頂まで登り、お祈りをして、そして、白い鶏を神様へのお供え物にするそうです。児童の一人が「いけにえとして殺してしまうんですか」と尋ねたところ、レイ先生の回答は「いいや、神様へのお供え物として生きたまま、山頂に残してくるんだよ」でした。このブログをお読みの皆さんも、てっきり、「いけにえ=殺してしまう」とばかり思っていたのではないでしょうか。

ついで、マニラの暮らしが紹介されました。街中はジープを改装した乗り合いバスのジプニーが大きな排気音を響かせながら行き来しています。ジプニーは庶民の足として活躍しています。

経済成長の著しいマニラ市内ですが、そこには、発展に取り残されたスラム街があります。スラムの子どもたちは、幼いころから家計を助けるために、道端でかき氷や魚を売ったりしています。中には、巨大なごみの山を漁っている子どもたちもいるそうです。

レイ先生の話を聞いた後には、フィリピン料理のアドボを試食しました。アドボは旧宗主国のスペインの料理から派生したものだそうです。料理そのものは、豚肉や鶏肉と玉葱を甘辛く煮たもので、日本人にも食べやすいものです。調味料としてお酢をたくさん使うせいか、お肉がとても柔らかくなっていました。

今回の特別授業には、和光大学4年の唐牛さんと田中さん、そして、九州大学大学院の松田さんに助手として参加してもらいました。授業の冒頭に、唐牛さんは中国語、田中さんは英語、松田さんはマレー語が上手なんですよと紹介したところ、児童の皆さんに感心されました。身近な大学生たちが小学生たちの目標になってくれればと願っています。

さて、次回のアジアシリーズは、10月20日(火)を予定しています。取り上げる国は、ベトナムです。
ご興味のある方、助手として参加したい人は、お気軽に加藤巌研究室までお声掛けください。

経済学科 加藤 巌
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▲レイ先生の話を皆さん熱心に聞いています   ▲鍋の中のアドボをのぞきこんでいます

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