教職員から |  2015/05/25

総合文化学科キャリア支援行事 座談会「演劇は人生、人生は演劇」が、

5月7日(木)に行われました。

総合文化学科 酒寄進一先生より、参加学生のコメントが届きましたので、ご紹介します。

――――――――――――――――――――――――――――――――

さる5月7日(木)、6月公演予定の劇「TABU」(新国立劇場)に向けた稽古の合間を縫って、演出家の深作健太氏と、兵庫県立芸術文化センターチーフプロデューサーの栗原喜美子氏の両氏に来校してもらった。
両氏には、二時間以上にわたって、演劇にかけた自分の人生、及び生きるということの大変さとおもしろさについて語ってもらった。
参加学生たちからは、以下のような質問を事前に寄せてもらい、お二人からは熱い言葉をいただいた。

・お二人は、学生時代どんなことに興味を持ち、そのこととどのように関わってらっしゃいましたか?
・舞台と映画の構成の違いは? どのように見せ方を変えているのか?
・人生や仕事に指標はありますか? もしあったとしたら、指標についてどう思いますか?
 変化する事、変わらないでい続ける事、含めお聞きしたいです。

参加学生たちからも、熱いコメントが届いている。いくつか、ここに紹介したい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 私は「女優になる」という夢を持って、上京しました。実際に芸能事務所に所属し、仕事をいただくこともありますが、まだまだ中途半端にしか夢と向き合えていない分、満足のいくほどの活躍はできていません。むしろ、私が自信をもって言えることは「大学生活を濃厚に過ごしている」ということです。学問や人との関わりを通して、明らかに自分が大学生活の中で成長しているのを身に染みて感じています。

 私は歴史がもともと好きです。社会科の教職課程を大学で受講する中で、さらに歴史の延長線上の現在の社会について学ぶことにも、興味を持つようになりました。将来、自分なりの解釈を持って学んだことを社会や、世界に向けて発信していきたいと考えています。同じく、「女優になる」という夢ももっと追求していきたいと思っています。それは複数の夢を抱えているとも捉えられるかもしれません。「どれだけの努力もするから!今は複数に見えてもいずれはこれらの夢を繋げてみせるから!」とは言ってもやはり不安があります。ですが、「演劇は人生、人生は演劇」のタイトルにもあるように、人生は生きている間中学べるし、発信もできると思います。

 深作さんも栗原さんも好奇心旺盛で生き生きした輝きを持っていらっしゃいました。それは、人生にはもちろん色々あるけれど、楽しいことも沢山あるよということを、言葉だけでなく雰囲気や目の輝きからも、私たち学生に教えてくださっているのだと感じました。

 深作さんが、作品を通して日本人の心に打ち続けたいものがあるというお話をしてくださいました。一つ例を挙げると、 深作さんの映画の中に出てくる他国を通して、私たち観客はその国のこと、また自国について考える機会を得られます。このことは私の夢にも通ずることだと思いました。自分の表現を発信する、そのためには「学び」を追求し続けなければなりません。今回、深作さんと栗原さんにはそのことを教えていただきました。とても充実した時間となりました。ありがとうございました。
(総合文化学科4年 Y・S)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 今回の座談会は本当に面白く、2時間があっという間に感じました。舞台のお話や将来のこと、社会に出たうえで大切なことなど多くのことを学べたと思います。自分が知りたかったことは勿論、他の参加者の質問にも興味深いものがたくさんあったと思います。

 私は舞台演出やプロデューサーの仕事が具体的にどのような仕事なのか分かってなかったので、実際に働いているお二人の言葉でどのような職業かがよくわかりました。どんなことが大変で、どんなことが楽しいかを生の声で聞くことができて、実際に自分で調べるよりも、もっと深くお二人の職業を知ることができたんじゃないかなと思います。

 また、自分の両親や高校の頃の先生からは、どんな職業でもいいからきちんと就職しろと言われ続けていたので、私も自然と就職が一番ベストな選択だと思っていたのですが、今回の座談会で就職は唯一の道ではないんだなと考え方が広がりました。自分のやりたいこと、自分の夢を叶えるためには、多くの時間がかかるけど諦めないことなど、頭では分かっていましたが、それを実際に体験した人から教えられることによって改めて社会の厳しさを知ることができたと思います。

 今回の座談会は、少人数で進められて、お二人が質問者の目を見てお話されたことが大変印象に残っています。これは、数十人の参加者だからできることだと思います。少ない人数だからこそ顔と顔を見合わせてお話できると思ったし、このような機会はなかなかないのでとても貴重な経験だったと思います。
(総合文化学科3年 M・M)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 今回のお話を聞いて改めて感じたのは、やはり好きなことを続けていくには「孤独」と共に生きて行かなければならないということ。そして新しく知ったのは栗原さんがおっしゃっていた、「孤独だけれど孤独ではない」ということ。確かにそうだ。自分自身は孤独かもしれないが、何事も仕事というものは誰かがいないと進めることが出来ない。一人の「孤独」がたくさん集まって、そこで初めて孤独でなくなる。「自分は1人だと思わない」。とても深くて不思議な感覚だと思う。そんな不思議な感覚に今回のお話を通して気付くことができた。

 そして、深作さんがおっしゃっていた、「良い役者というものはテクニックではなく、自分がどう表現したいかを理解していること。」という言葉も強く印象に残った。テクニックも大事だけれど、それだけでは良い役者とは言えないのだということに気付かされた。テクニックよりも大事なものをこれを機会に自分の中で更に追求していきたい。

 私は将来、役者になりたいと思っているが、今回お二人から聞いた話を忘れずに今後も舞台の活動に励んでいきたい。
(総合文化学科1年 F・S)



最近の記事
月間アーカイブ
このページの先頭へ