教職員から |  2014/02/22


総合文化学科・遠藤朋之先生(専攻:英米詩)が、英語指導で関わったテレビドラマが放映されます。プロの仕事を垣間見た先生からメッセージが届きました。

俳優を目指す和光生も、そうではないみなさまも、ぜひご覧ください!

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 2月26日(水) 21:00から、『たった一度の約束〜時代に封印された日本人〜』という、ドラマがテレビ東京で放映される。

 このドラマは、中国の辛亥革命、そして孫文をめぐるドラマであるが、その辛亥革命を多額の寄付によって支援していた、そしてそのことが長らく本人の遺言で秘密になっていた梅谷庄吉という人物のドラマである。梅谷は、映画会社、日活の設立に関わった人物でもある。

 このドラマは、『革命をプロデュースした日本人 評伝 梅谷庄吉』(講談社、小坂文乃著)を原作としている。梅谷庄吉については、ここ数年、続々と書籍が出ている。

 辛亥革命の是非は、アメリカ文学徒である筆者の手に余る問題であり、それに関してのコメントは控えたい。

 とはいえ、なぜ、筆者がこのドラマについて言及するか、といえば、筆者が、部分的にセリフを英訳し、「英語指導」として関わったからである(孫文は英語話者であり、そのセリフは英語である)。

 ドラマの内容とは離れてではあるが、筆者は孫文役の奥田達士(おくだたつひと)さん、『仮面ライダー ディケイド』の鳴滝役や、『半沢直樹』などにも出演なされている役者さんの英語指導をした。

 率直に言って、「プロ根性」というものを痛感。一度、青山の制作会社の会議室で英語を指導した。その場では、お世辞にも「うまい」とは言えない英語であったが、1週間後、都内のカラオケ屋(カラオケボックスは、大声を出しても、誰の文句も出ない場所なんです!)で練習した時には、前回とは見違えるほどの上達ぶり。直す部分がない!プロ根性とはこういうことか、と見せつけられた。

 撮影当日は、筆者は立ち会えなかったが、その場にいたプロデューサーによると、「ネイティヴみたいだった!」 

 奥田達士といえば、関西で一世を風靡した、マキノノゾミ主宰の「劇団M. O. P」の看板俳優だ(マキノノゾミの奥さんは、朝のテレビ小説『ごちそうさま』でイジワルな姉を演じているキムラ緑子だ)。筆者は、そのプロ根性を、間近で見せてもらった。たった1週間で英語のセリフをモノにしてしまったのだから。

 和光生には、俳優、声優志望の学生が多くいること、これは教員皆が知っていることだ。ならば学生には、ドラマ自体も見てほしいが、奥田さんの演技、英語のセリフ回しにも注目してもらいたい。奥田さんの話す英語に感心したならば、その背後にある努力に目を向けよ!たった1週間で、あれだけの英語ができるようになること、そして、俳優であれば、そのていどの英語などできるようにならなくていけないこと、奥田さんの姿を見てわかってもらえると思う。あれが、プロ、というものだ。

 ぜひ、いろいろな意味で、和光生に見てもらいたいドラマである。

この、『たった一度の約束〜時代に封印された日本人〜』のサイトは、以下に。
 http://www.tv-tokyo.co.jp/tattaichido/index.html

遠藤朋之(総合文化学科教員)

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