教職員から |  2012/06/26

総合文化学科の上野俊哉先生が、『Felix Guattari in the Age of Semiocapitalism(Edinburgh University Press)』に寄稿しました。

上野先生から本の紹介が寄せられましたので、ご紹介します。
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『Felix Guattari in the Age of Semiocapitalism(Edinburgh University Press)』は、
フランスの精神医学者、思想家フェリックス・ガタリの死後20年を記念して
国際的な学会誌『Deleuze Studies』の特別編集版として刊行された論集です。
ガタリを今日のグローバル資本主義や金融工学の時代に読みなおし、
「記号と情報の資本主義」を批判的にとらえた論文や、
ガタリの未発表の戯曲などが掲載されています。

私の論考のタイトルは「Guattari and Japan(ガタリと日本)」で、
25年前、東京の山谷をガタリと一緒に歩いた体験、
和光大学G棟三橋研究室ではじまり、下北沢で放送していた自由ラジオ(ミニFM)局
「ラジオ・ホームラン」を訪れたガタリとメンバーの対話などについて振り返っています。

論考の後半では作家の安部公房とガタリの知られざる出会いや、
安部の小説作品や花田清輝のメディア論、アヴァンギャルド芸術論とガタリの思想や
活動の近しい点を考察しています。
近年の大学の講義とも響きあう中身になっています。

総合文化学科  上野 俊哉



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