授業風景 |  2011/12/27


経営メディア学科の小林猛久先生が担当する授業「産学連携実践論」が、
産業廃棄物処理施設の見学を行いました。

活動報告が届きましたので、ご紹介します。
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「産学連携実践論」の授業では、ISO14001をはじめとする
「環境マネジメントシステム」の勉強をしています。
今回、「ごみ」がどのように処理・利用されているかの実態を知るため、
12月13日(火)、「神奈川県産業廃棄物協会」様のご支援をいただき、
神奈川県内の2つの産業廃棄物処理施設の見学を行いました。

午前中は神奈川県が運営する横須賀市芦名の「かながわ環境整備センター」に行きました。
この施設は、ひっ迫している産業廃棄物最終処分場を確保するため、
神奈川県により、県営の産業廃棄物最終処分場として設置されました。
最新の処理技術と設備構造を備えた施設として、事業者のみならず、
県民からも信頼される安全で開かれた施設を目指しているそうです。

見学の前には「産業廃棄物」とはどんなものであるかという法律に基づいた定義や
各種の性質を知るという基本講座から、
それらのリサイクルや廃棄処理にかかわる安全性の確保、
処分場の埋め立て後の跡地利用についてなど、多岐に渡る説明をしていただきました。

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▲実際に稼働している浸出水処理施設や埋め立ての現場を見学しました


午後は首都圏最大級の産業廃棄物処理施設(焼却処分場)である
「シンシア横浜R・Cセンター」に行きました。
R・Cセンターは24時間365日産業廃棄物を受け入れる体制を整えており、
厳しいセキュリティシステムでお客様の機密情報を守り、
搬入から処分完了まで一貫して行っています。
また、シンシアでは廃棄物焼却に伴い発生する熱エネルギーを利用し発電を行う
サーマルリサイクル(ごみ発電)も行われており、
これによって施設内で必要な電力を全てカバーするとともに、
余った電力を東京電力に販売するなど、環境負荷の低減にも貢献しています。

施設の概要についてDVDを用いて説明していただいた後、
実際に稼働している処理の現場や建物を見学させていただきました。

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左)産業廃棄物の搬入口
右)投入された産業廃棄物


一般的に産廃業者と聞くと汚いイメージを持つ方が少なくなく、
工場建設の際には周辺住民の理解を得ることに大変苦労されたそうです。
私も、産業廃棄物処理施設を見学するまでは同様でしたが、
変な匂いや騒音を全く感じないことは当然として、
塩素やその他の有毒ガスから燃えカス内の有機物の排出制限管理を徹底されており、
法律で規制されている排出制限値を大きく下回る成果を出されていることを知り、
物事の本質を知るためには知識だけではなく、
実際の状況を確認しなければならないということを実感しました。
また、産業廃棄物の処理には多くの費用と時間が必要であることも知り、
環境に優しい持続可能な経済発展を実現するためには、
そうしたコストを負担するとともに自分たちの生活に密接させた意識を
持たなければいけないと思いました。

産業廃棄物とは、事業者の方々が出すごみのことであり、
一般の家庭ごみとは取り扱いが変わります。
しかしながら、リサイクルにより処理量を削減できることや焼却・埋め立てをするために
多大なコストが必要なことには変わりがないことを知りました。
ですから、私たちは、日常生活を送る上でも、ゴミの分別や過剰包装の廃止、
衣料や家具などの再利用といった環境に優しい行動を
選択していくべきではないかと強く感じました。

このブログを見て下さった皆さんも、ゴミの削減をはじめとした
環境に優しい行動を少しずつでも結構ですので始めていただければ幸いです。

経済学科4年 加藤 孟


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