授業風景 |  2011/12/01


11月30日(水)、テディ・ムルヤディ博士(インドネシア)による
「特別授業」が行われました。
国際交流センター長である加藤巌先生(経済経営学部教授)から、
その様子が届きましたので、ご紹介します。
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11月30日(水)、インドネシア工業省産業地域開発総局長(次官に相当)である
テディ・ムルヤディ博士に特別講義を行っていただきました。

博士は、インドネシアの地域開発を司る官僚組織のトップにある方です。
同時に、インドネシアの大学で教鞭をとる教育者・研究者のお顔もお持ちです。
テディ・ムルヤディ博士の地域開発に関するお話ぶりはエネルギッシュで、
受講者一同、引き込まれました。

その一部を紹介しましょう。

まず、インドネシア工業省では全国を6つの地域に分けて、
それぞれの特性を生かしながら、経済成長を促していくという
大規模なプロジェクトを進めているそうです。
実は、「地域の特性を生かしながら経済成長を図る」といったアイディアは、
日本の大分県で始まった「一村一品運動」がお手本になっているそうです。

もう少し具体的に述べると、複数ある特産品の中から、
その地域で最も適した(競争力のありそうな)物品やサービスを探し出して、
それを軸にして地域経済の活性化を図るのだそうです。
こうした地域特性に根ざした、競争力の強い産業を育てることを
インドネシア全土で展開しているとのことでした。

また、地域主義に基づいた経済成長を促すと同時に、
人々の暮らしに関する満足度を高めたいとのことをおっしゃっていました。
実現には、これまでのようなトップダウン型の政策立案から、
ボトムアップ式の政策提言に切り替えていく必要があるだろうとのお話でした。
そのため、特定の地域に存在する天然資源などの「目に見える資源」を有効活用して
地域開発を進めつつも、そこにある技術や人的資源といった「目に見えない資源」も守り、
育てていく必要があるとのことでした。

この特別授業には和光大学の学生や教職員はもちろんのこと、
外部からも多くの方においでいただきました。
授業後の質疑応答でも興味深いやり取りが行われたことは言うまでもありません。

インドンシアの経済成長戦略をダイナミックに語っていただいた、
テディ・ムルヤディ博士に御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

国際交流センター長  加藤 巌


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