地域との交流 |  2010/11/04


10月28日(木)、川崎市立岡上小学校で
国際理解教育プログラム「アジアシリーズ」スリランカ編を行い、
スリランカ人留学生のダニシャさん(4年)が、
岡上小学校の5年生・約50名にスリランカの暮らしを紹介しました。

加藤巌先生から、その様子が届きましたので、ご紹介します。

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まずは、スリランカでの挨拶の仕方を皆さんに覚えてもらいました。
ダニシャさんの母語であるシンハラ語で「こんにちは」は「アーユーボーワン」。
挨拶の際には、両手を胸の前に合わせて「アーユーボーワン」と言うのだそうです。
子どもたちと一緒に両手を合わせて、
大きな声で「アーユーボーワン」と言いあって楽しく講義が始まりした。

子どもたちが最初に驚いたのは、スリランカは多民族国家であり、
複数の言語が使われていること。
ダニシャさん自身も、シンハラ語、タミル語、英語、日本語をしゃべるということでした。
中でもスリランカでは英語が使えないと"良い仕事"には就けないという話には、
児童の中から「大変だね~」などという感想が聞こえてきました。

ダニシャさんは、スリランカ最大民族のシンハラ人で、
同国の経済的な中心都市である、コロンボ出身だそうです。
ちなみにコロンボという都市の名前は、
シンハラ語の「マンゴーの樹の茂る海岸」が由来だそうです。
ついで、子どもたちが羨ましがっていたのは、
スリランカでは熱帯の果物がとても豊富だということでした。
例えば、パイナップルなどは道路わきに自生しているので、
道を歩いている人が気ままに取って食べることができるということでした。
これには、皆が目を丸くして、一斉に「いいな~」と言っていました。
一方で、ダニシャさんは日本に来て、ブルーベリーがとても高いことに驚いたそうです。
スリランカでは、やはり自生しているブルーベリーを(もちろんタダで)気安く
食べられるのだそうです。
この話を聞いた児童の一人は「日本に輸入できるね」と言っていました。

また同じように、スリランカは動植物の宝庫でもあり、
貴重な種も数多いという紹介がありました。
動植物の話で児童の皆さんが一様に関心を示したのが、
ゾウが日常生活の中に頻繁に登場することでした。
いわく「ダニシャさんが子どものころ、近所のお寺に行くとゾウがいた」とか
「親を失ったり、はぐれたりした子ゾウの保護施設(迷子のゾウの施設)がある」
といった話はとくに面白かったようです。

スリランカの暮らしを1時間ほどお話しした後は、
ダニシャさんが半日かけて作り岡上小学校へ持ち込んだ、
スリランカのチキンカレーを児童の皆さんと試食しました。
多種類の香辛料やココナッツミルク、唐辛子も少々入れましたので、
児童の皆さんの口に合うかなと心配していのですが、概ね好評でした。
「美味しい」と感想を述べてくれる子どもたちの笑顔が印象的でした。

なお、今回のアジアシリーズには、
和光大学から4人の日本人学生たちがお手伝いに参加してくれました。
彼らにとってもスリランカの暮らしに関する講義、
スリランカカレーの試食は楽しい体験だったようです。

国際理解教育プログラム「アジアシリーズ」は、
2008年度から始まった地域貢献事業の一環です。
今年度は、マレーシア編、インドネシア編、ネパール編をすでに実施済みです。
来月は、岡上小学校においてチベット編を行う予定です。
和光大生の皆さんの中で「小学校で多くの児童と触れ合ってみたい」、
「児童教育に携わりたい」、「国際理解教育に関心がある」といった方は、
ぜひ、次回以降のアジアシリーズに参加してみませんか??

経済学科 加藤 巌



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▲先生とつとめたダニシャさん


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▲ダニシャさん特製のスリランカ・チキンカレー

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