教職員から |  2010/09/29


9月26日(日)に、本学で開催された『第20回アジア・アフリカ研究会』で、
現代人間学部の澁谷利雄教授と経済経営学部の加藤巌教授が研究報告を行いました。

加藤先生から当日の様子が届きましたので、紹介します。
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9月26日(日)、現代アジア・アフリカセンター主催の
『第20回アジア・アフリカ研究会』が和光大学において行われました。

吉田正紀教授(日本大学)の司会で研究会が始まり、
センター長の古沢絋造名誉教授(駒澤大学)による開会の辞、
続いて、澁谷利雄先生と私の2人が研究報告を行いました。

各報告は1時間、討論が30分と比較的余裕のある時間設定でした。
報告タイトルは、澁谷先生が「犬とカラスへの施し-スリランカ上座仏教社会にみる人間と動物-」、
私は「少子高齢化するアジア社会-マレーシアを中心として-」でした。

それぞれの報告もさることながら、参加者による討論が白熱して興味深いものとなりました。
韓国人の林在圭教授(静岡文化芸術大学)が韓国の事例を紹介すると、
秋野晃司教授(女子栄養大学)とインドネシア人のバンバン・ルディアント教授(和光大学)が
インドネシアの事例を紹介、さらには、小幡壮教授(静岡県立大学)がフィリピンの事例を紹介、
近藤富士夫氏(株式会社丸誠)がシンガポールの事例を紹介していくことで、
東アジアと東南アジアの文化比較が行われるといった具合でした。
もちろん、アジア・アフリカ研究会ですから、アフリカ(タンザニア)の事例も
古沢教授によって紹介され、幅広い社会文化論が展開されました。


一つだけ討論の中身を紹介すると、

東アジアの日本や韓国はこれまで多くの移民を受け入れた経験を持たない。一方で、東南アジア諸国は多くの移民を受け入れており、多民族国家を形成している。そのため、社会が多様性に満ち、(人材流入や他文化移植への)受容能力が高いといえる。そこで、将来、少子高齢化に伴って、若い働き手を海外から招聘するとなれば、東アジアよりも東南アジアでは(外国人労働者の)受け入れが比較的スムースに進み、そのぶん、少子高齢化の衝撃を緩和できるのではないか。

といったものがありました。

こうした議論には若い大学院生である、伊藤道興君(東京大学大学院)や
阿部航君(和光大学大学院)なども刺激を受けたようでした。
若手からベテランまでを含めて、研究会後の懇親会でもひとしきり、
比較文化論で話に花が咲きました。


経済学科  加藤 巌


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