GP |  2009/08/12


7月29日(水)~31日(金)の3日間、和光大学にて「RACリーダー講習会in和光大学」が開催されました。この講習会は、川に学ぶ体験活動の指導者として、川の危険性を正しく理解しスキルを身につけて的確なリードができるリーダーを育成するものです。
 
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▲RAC講習会が始まりました。

 【1日目】7月29日

RAC講師の方から「川に学ぶ体験活動」の5つの理念について、パワーポイントを見ながら説明を受け、川がなぜ危険なのかについて考えました。
 
その後、和光大学周辺の社会や文化、大学や地域の環境への取り組みについて、和光の周辺を実際に歩きながら堂前先生のお話を伺いました。これには、普段和光大学周辺をフィールドとしていないRACトレーナーのお2人も興味津々で岡上の地形や自然に目を凝らしておりました。
 
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▲堂前先生の案内で、まずは尾根へ向かいます。
  この流れも、鶴見川へ注いでいます▲


昼食をはさみ午後には、鶴川駅より下流川へ10分程歩いた場所にある鶴見川・開戸親水ひろばにて、河川での生物調査・流水と川の関係の観察等を行いました。親水ひろばに着き、まずはトレーナーの方からのセルフトーク(注意)に耳を傾けます。
 
しっかりとライフジャケットを着て、ジャケットが緩くないかどうかを参加者同士確認。胴長を着用し、タモ網を持って鶴見川の中へ、足を滑らせないようにゆっくりと入っていきます。その後は、各々水生生物が居そうな場所をチェックしながら生物調査を行いました。その結果、十数種類の水生生物を発見出来ました。
 
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和光大学へ戻り、鶴見川とはどのような川なのかを石に注目して知る講義。鶴見川にはゴロゴロとした石があまりなく、土、泥が多い川なのはなぜなのかをスライドを見ながら歴史を遡って教えていただきました。
 
本日最後は、堂前先生による岡上と鶴見川の歴史についての講義。
岡上の歴史を振り返りながら、その中で形成されてきた岡上の社会、そして岡上がどのように鶴見川と生活をしてきたのかを教えていただきました。

 【2日目】 7月30日
 
昨日のウォーキングと水生生物調査でうっすらと肌も色づき2日目。本日から一般参加者の方が1名加わり、受講者は計10名となりました。
 
午前中は、「基本的な指導法」「安全管理について」など、実際に川へ行った時にどのようなことに気をつければいいのか、またどのような方法で何を伝えることができるのか、などについてのお話を聞き、意見を交換。
  
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川で遊ぶにもいろいろなことが出来ます。もちろん川によって出来る遊びも変わってきます。受講者は思いつくままに「魚捕り」「カヌー」「泳ぐ」「ウォーキング」などなど、川での遊びを挙げていきました。こういった遊びを通して体験活動を楽しく行っていきます。もちろん、川に入る際は必ずライフジャケットを着用するなど、安全管理についても学びます。
 
午後は場所を和光大学のプールへ移し、ロープワークの実践やEボート体験を行いました。ロープワークの実践では、川に流された人を救助するための技術と救助されるために必要なことを学び、実際に救助活動を実践しました。
  
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2人1組になり要救助者へロープを投げる練習をし、実際に一人がプールに入り要救助者となり、一人はプールサイドからロープを投げます。綺麗に要救助者へ飛んで行くロープもあれば、離れた場所に着水するロープもあったり、一人の要救助者へロープが2本飛んで行く場面もありました。なかなか難しいものです。ある程度練習をし、まっすぐ飛ぶようになったロープ。プールサイドへ並び、記念に皆で一斉にロープを投げました。
 
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Eボート体験は、まず受講者みんなでEボートを組み立てることから始まります。日差しの強い中、協力してEボートを組み立て、プールまで運んで行きます。このEボート、とても重いのです。
 
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やっとの思いでプールへ浮かべ、いざ乗船です。各自オールを持ち、一番後ろに座っているトレーナーの掛け声に合わせて船を漕ぎ、ボートをプールの中心付近で止めたら・・・「うわぁ~!!」という声とともに受講者が一名落水!これも救助の実習です。Eボートから落ちた場合、またはEボートで救助に向かった際にどのように要救助者をボートに引き上げればいいのかを学び、実践しました。
 
受講者は大はしゃぎ、とても楽しく救助活動を学んでいました。
大人気のロープワークとEボートでした。
 
プール実習後は教室へ戻り安全管理の定義、水辺のリスクマネジメントについての講義をおこないました。川に入って遊ぶ際に安全管理を行うことにどれだけの責任があるのかなどなど、DVDを見ながら学習しました。特にこのDVD「ワル河童を探せ」は大反響でした。
 
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 【3日目】 7月31日
 
とうとう最終日です。
受講者にも講師の方にもうっすら疲れが見えてきました。
 
午前中は、プログラムを作るにあたってどのようなことに気を付けるか、どのようなことを伝えるかについて講義を受けた後、どのようにして「参加者のことを知る」ことができるかについて、受講者同士で意見を言いながらの講義。
  
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また、ゲーム感覚で自己紹介を行い参加者の名前を覚えるとともに、どのような人なのかを知るためのアイスブレイクも行いました。そして、パワーポイントを使って「鶴見川流域水マスタープラン」について教えていただきました。
 
午後にはプールにて、鶴川消防署の消防隊の方にお越しいただき、救急処置法・心肺蘇生法の実習を受けました。
 
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▲AEDの操作実習(左)と心臓マッサージの実習(右)

 
その後は大人気Eボート!
Eボートのかじ取りを代わる代わる練習しました。
  
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また、プール実習だからこそできる胴長を着たままの入水。普段の川では危険なので出来ない貴重な体験です。深い川では、胴長が浮き体が水の中で逆さまになってしまい大変危険です。また、胴長の中に水が入ると水圧で胴長が体にピッタリと密着します。水の中から出るにも、胴長の中にたまった水の重さで思うように体を動かすことができず、胴長を着て深い川で活動してはいけないことが良く分かりました。。
 
プール実習を終え、とうとう最後の時間。
「川に学ぶ体験活動」を行うにあたってのプログラム作りの考え方と具体的なプログラム作りを5人づつ2班に分かれて行いました。
 
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いままで学んだことを思い出しながら、プログラムを組み立てていきます。どのような場所で行うか、その際に必要なものは何か、どのようなことに注意をすべきか、どんな目的でなにを実施するのか・・・などなど、頭を寄せ合い考えました。そして、作成したプログラム案をお互いに発表し、見比べ、なにが足りないかといったことを確認しあいます。お互いにライバル意識があるのか白熱いました。
 
最後に、トレーナーの方々より「まとめ」のお話を伺い、無事3日間の「RACリーダー養成講座in和光大学」を全員終わることが出来ました!! 川に潜む危険を予見し、川の魅力を知り伝えることのできる和光学生が誕生しました☆
 
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▲三日間、おつかれさまでした!


*RAC(River Activities Council 川に学ぶ体験活動協議会)についてはコチラ
 http://www.rac.gr.jp/index.html
 
★地域・流域共生センターのホームページでのこの活動を紹介しています。
 http://www.ryuiki-wako.jp/
 
★この情報は、地域・流域共生センターの岡崎丈朋さんから寄せられました。
 

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