卒業生の近況 |  2008/10/22


1976年に人間関係学科を卒業した金治憲さんの自伝『盲留学生』が、10月28日に毎日新聞社から出版されます。
 4歳で失明した金治憲さんは、韓国の田舎の村から首都ソウルの盲学校を経て、単身日本に渡りました。日本の盲学校で学び、あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師の免許を取得し、自立を果たした後、和光大学に入学しました。
 
金さんはその後、NPO法人視覚障害者国際協力協会(ICA)を立ち上げ、アジア・アフリカ諸国の視覚障害者の自立を支援する活動を精力的に行っています。
 
ICAでは、アジア各国から視覚障害者を日本に招き、あん摩の資格を取得するための支援を行ったり、ケニアにおいてあん摩技術講習会を展開したりしてきました。
 
あん摩は、小資本ではじめることができ、また、視覚障害者は触覚が敏感であることから、最適の職種なのだそうです。
 
金さんの「自立を果たせたのは、数多くの人々の支えがあったからだ。自分の歩んだ道を、世界の視覚障害者に開くことで、その恩に報いたい」という思いが原動力となって、「1人でも多くの自立できる視覚障害者を育てる」という活動は、一定の成果を挙げつつあります。
 
ぜひ、ご一読ください。
 
『盲留学生』 金治憲・著 毎日新聞社刊 四六版上製 214ページ 1575円

※10月28日発売です。
 
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▲ホームカミングデーにて、中野光先生(右)とともに壇上に立つ金治憲さん(左)
 

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