本学芸術学科の佐藤泰生先生は平成20年9月から平成21年10月まで日本経済新聞朝刊に連載されていた高樹のぶ子著「甘苦上海」の挿絵を制作されていました。その原画展が日本橋三越にて開催されます。
小説に描かれた上海の活気とエレガントでありながら力強く生きる現代女性のしなやかな感性を、佐藤先生は自由なイマジネーションと高い芸術性で鮮烈に表現されました。
是非この機会に足を運んでみてはいかがですか?
「佐藤泰生原画展」
会期:2010年1月20日(水)~1月26日(火)
会場:日本橋三越本店本館6階美術特選画廊
営業時間午前10時から午後7時
(最終日は午後4時閉場)
ギャラリートーク 1月24日(日)午後2時~
※ギャラリートークご参加のお客さまに抽選で佐藤先生から素敵なプレゼントがあります。

「小説を励ましてくれた挿絵」
日経新聞に、ほぼ一年間「甘苦上海」を連載して、いまは、心身ともに上海をゆらゆらと漂っています。
連載中、わたしは佐藤泰生さんの挿絵に、励まされ続けました。あらためて、感謝いたします。
佐藤さんの挿絵は、小説の文章世界をフォローするのではなく、むしろ牽引してくださいました。
小説を牽引出来る挿絵は、希有なことです。
作者は毎日の挿絵を見ることで、さらに紅子の心を掘り下げ、広げ、浮上させることができました。
抽象と具象のあわいを、行きつ戻りつする...それはまさに、「紅子さんの心象風景でもありました。
このたび、全国で「描画展」が行われると聞きました。
早見紅子の「上海心の旅」を、一枚一枚の挿絵から辿り直していただければ、作者としてこんな喜びはありません。
高樹のぶ子