学生インタビュー#2

フリーター経験を経て学生に〜藤巻さん


藤巻さんは高校卒業後コンビニエンスストア店員を3年間務めた後、写真と芸術系分野を学ぶために本学に入学しました。現在は得意な写真を生かして、大学サークルでも活動し、学内イベントにも積極的に関わっています。(左は大学祭の記録カメラマンとしての活動風景、右が展示作品)

1年次:写真を軸にデザインを学び、アルバイトやサークル活動も…


Q.主にどのような分野を関心を持って学んでいますか?

A.今はグラフィックデザインの勉強がほとんどです。 自分の撮った写真をポスターやフライヤーに載せることが出来たら良いと思ってます。

Q.今後はどんなことを学びたいですか?

A.タイポグラフィー、シルクスクリーン、webもやってみたいと思ってます。 少しでも自分の身になると思えてるようなことには挑戦していこうと思ってます。

Q.フリーターの時も創作活動をしていましたか?アートを学ぼうと思ったのはその頃ですか?

A.商品ポップを作った事が何回かありますが、頻繁に作っていたわけでもありませんでした。フリーター2年目くらいに写真をやりたいと感じ始めたのですが知識は皆無でした。写真の専門学校も考えたのですが、そもそも私は写真というもの以前に芸術というもの自体よく分かっていませんでした。

Q. では、和光大学の芸術学科に入学を決めたきっかけは、何でしたか?

A. 和光大学ではアート、デザイン、プランニングの授業を縛りがなく取ることが出来る点が良いと思いました。他学科の授業も取る事が出来るので芸術以外の勉強も出来ます。 キャンパスも1つで色んな人がいるので刺激にもなると思い選びました。幼馴染みから大学の情報を聞けたという点も大きかったです。

Q.入試にあたって、不安などはありましたか?

A.ありがたい事に9月AOで合格したのですが、一般入試のデッサンが不安で絵画教室に通いました。
(編注:現在の入試ではエントリー制が導入され、コラージュを用いたワークショップや作文による授業参加が選択できるようになっています。また、デッサンが選択できる入試もあります)

Q.現在もアルバイトを継続中ですか?もしそうならば、授業のある日はどのように両立されていますか?

A.はい。1日のパターンとしては、6時に起床し、早めに学校に行って図書館やラウンジで課題を終わらせて10時半頃から18時頃まで授業を受けます。 19時から23時半までバイトをして、1時頃に帰宅。 2時頃に就寝になります。

Q.それはハードですね…サークル活動なども楽しんでいますか?

A.写真研究会に入っています。 先輩は他学科の人が多くて、他学科で取れる授業の話も聞けて楽しいです。 私はデジタルで撮影をしているのですが、フィルムで撮影している先輩もいます。 大学には暗室もあるので今後フィルムもやってみたいと思っています。 学園祭でも展示しました(写真右上)。

Q これからアートやデザインを学びたい社会人の方々へ、アドバイスやコメントがあればどうぞ・・

A.始めるのが早いとか遅いとかっていう事がないわけではないです。 子供の頃から絵が好きでずっと描いてきた学生はやはり上手です。 ただ、自分が見てきた、芸術に関係ないような事も作品に影響を与えることもあると思います。 社会に出ていた方であれば、高校を卒業して現役で大学に入った学生とはまた違った自分らしい作品が出来ると思います。 今までの経験が無駄なんて事は絶対にありません。 私はそう思っています。
 

4年次:その後のゼミ授業や学内外での活動状況

入学して3年間、働きながら様々な活動を展開してきた藤巻さんに、追加インタビューさせて頂きました。


Q.2〜3年では主にどんなゼミ・科目を学びましたか?

A.小瀬村ゼミ(アート系写真・映像のゼミナール)では2年時に作った ポートフォリオのブラッシュアップ、夏に行われた合同ゼミ展に向けた作品制作を前期に、後期には 芸術学科の選抜展「WAG展」の作品制作をサポートしていただきました。野々村ゼミでは写真史や現代美術理論を学びました。野々村ゼミはプランニングのゼミですが制作もしました。ここで初めて映像作品を作りました。
 
「写真表現研究」という授業も4年間履修し、写真家の新井卓先生や、後任の多和田先生の元でも写真の制作を行いました。授業ということでもかなりお世話になりましたが、授業外にも作品を見ていていました。新井卓先生とは今も連絡を取っていて、最近ではコンペに落ちた作品をスタジオまで持っていきアドバイスをいただきました。先生という関係ではなくなってもこのような関係でいられていることに感謝しています。
多和田先生からはワークショップのお誘いや、「TOKYO ART BOOK FAIR」でのお手伝いなど声をかけて頂いています。

Q.新井卓先に教えを受けたのは、先生が木村伊兵衛賞受賞された2016年でしたが、いかがでしたか?

A.ゼミ展「新井ゼミ「きえるな 太陽」(2017年1月31日– 2月10日SAKuRA GALLERY)で、新井先生と一緒に展示する機会にも恵まれました。
学内での展示は何度かやっていたのですが、学外のギャラリーは初めてだったので勉強になることが多かったですね。DMを配ったり、初対面のお客様と自分の作品の話をするということ、自分を売り込んでいくということをしたことが初めてだったので、自分を変えた展覧会、ゼミなのだろうなと思っています。


Q.3年次には、芸術学科の選抜展「WAG展」にも参加されましたね?反応はいかがでしたか?

A.表参道画廊・MuseeFという会場で展示したのですが、そこでギャラリーの方から声がかかり、日本写真協会の方への紹介で「東京写真月間2018企画展示」として展示させて頂けることになりました。プロの写真家の方の会場と向かいあわせの展示室での個展になります。


Q.それは快挙ですね!会場には色々と業界関係の方も出入りするのではないでしょうか?

はい、選抜展の時も、写真関係・プリント関係のメーカーの代表の方々などにお会いすることが出来ました。
作品集や名刺も置いていたのですが、自分のアルバイト先から近く、ほぼ毎日顔を出していたというのも大きいのだろうと思っています。


Q.以前のアルバイト先からは、変わったのですか?

ゼミの先生のアドバイスもあって、都心のギャラリーにアクセスしやすい東新宿に通うようになり、そこで交通費が出るので助かっています。内容はPCでのデータ入力です。他に、大学近隣の鶴川ワインバーというところでも働いているのですが、お店で僕の写真をずっと展示してくれて、作品を気に入ってくださる方もいます。フェイスブックに上げる写真もお願いされるようになりました。個展のDMも置かせてもらっています。

Q.良い人脈に出会えてよかったですね。学内での活動は?

はい。学内でもグループ展やサークルの展示に参加しています。サークルの写真研究会は3年生の時に部長を務め、先日後輩に引継ぎしたところです。グループ展「町田!」の展示を通して、町田のフィールドワークをする先生から同行撮影を頼まれたり、「特殊音楽祭」というイベントをやっている先生から声をかけて頂いたりしています。卒業に必要な単位も3年次までに取り終えたので、あとは卒制や写真家としての活動に専念できそうです。


Q.今回はありがとうございました。では、近日行われる個展も楽しみにしています。

A. ありがとうございます。
初めての個展なのでどうなるかは分かりませんが、今までの経験を活かして精一杯取り組みます。
全日在廊もします。
 


<個展情報>
「東京写真月間2018企画展示」Escape Shun Fujimaki
2018年5月21日(月)〜26日(土)
OPEN:12:00〜19:00(最終日17:00まで)
会場:表参道画廊 MUSEE F (東京都渋谷区神宮前4−17−3アーク・アトリウム)→リンク
 

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